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Pixarの第4番目のルール 物語を型にはめることの重要性が分かる7ステップ


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先日公開をしたPixarの物語を作るための22のルールの中で、第4番目に「時には型にはめてみること」という部分がありました。原文では以下のようになります。

 

Once upon a time there was__. Every day, __. One day__. Because of that,__. Until finally__.

 

 

ですが、これはもともとはPixarのオリジナルというものではなく、実際には作家、ディレクター、教師という多彩な活躍を見せるBrian McDonald氏を参考にして語られたということでした。しかし、これもまたBrian氏のオリジナルというわけではなく、昔から物語を作る時の背骨となるような重要なことだそうです。

 

Brian氏がこの型にはめることを実際の物語になぞらえて解説してくれている記事がありましたので、そちらを抄訳にて紹介をしていきたいと思います。

 

The Story Spine: Pixar's 4th Rule of Storytelling

Once upon a time__(昔々、あるところに__)

このような言葉を実際に使わなかったとしても、この表現は物語を創っていく上でとても大事なことを思い出させてくれます。つまり、ストーリーテラーの責任というのは自分のキャラクターや世界観を伝えていくということです。

 

読者は情報を欲しがっています。主人公は誰か、彼らはどこにいるのか、これはいつ起こった話なのか。

全ての詳細な情報を伝える必要はありませんが、読み進めていくために必要な情報は提供する必要があります。そうすることで、読者は物語を理解することができるようになっていくことでしょう。

 

And everyday__(毎日__)

キャラクターと設定が決まったら、その世界ではどのような日常が送られているのかということを話し始めることができます。オズの魔法使いの世界では、ドロシーが不遇の環境に置かれていて、現状よりもいい世界を求めています。


このように世界観の設定から入ることで、どのように状況が変化をしていくのかというメリハリを付けられるんですね。この世界はバランスが取れた世界となっています。

 

バランスが取れているというのは、”全てがうまく行っている”という意味ではなく、物語の世界の日常はどういうものかということを示しています。

 

Until one day__(あの日までは__)

主人公が日常生活から飛びだす原因となる事件が起こります。言い換えると、それまでバランスが保たれていた世界が崩れるということですね。

 

主人公はそのバランスを元に戻すのか、またはそれまでとは別の新しい世界を築くのか、何らかの行動をする必要に迫られます。ここが起点となって、物語が動き出していくわけですね。

 

オズの魔法使いでは、竜巻がドロシーを遠い場所へと運ぶという場面ですね。

 

And because of this__(それによって__)Part 1

主人公が物語のゴールに向かって動き出します。物語の主体となる部分ですね。


オズの国に飛ばされたドロシーは必死になって元の世界へ帰ろうとしますが、それを助けてくれる人は遠くに住んでいると伝えられます。そのため、ドロシーは魔法使いに会うために徒歩でエメラルドシティを目指しますが、途中で多くの障害にぶつかります。

この障害こそが、物語をより興味深いものに変えていくことになります。いかに主人公が成功するかより、いかに障害にぶつかっていくかが面白い話を作るんですね。

 

And because of this__(それによって__)Part 2

ドロシーはオズの魔法使いに会うことを達成しますが、それが物語の終わりにはなりませんでした。次のゴールとして、西の悪い魔法使いを頃氏、そのホウキを持ち帰るという新たな目的が出てくるからです。


ショートストーリーの場合には、この”それによって”は1つでも構わないということです。ただし、必ず1つは絶対に入れるようにしてください。

 

Until finally__(そしてついに__)

ついに物語の核心へと迫ります。ドロシーはオズの魔法使いからの課題を達成し、西の魔女のホウキを渡しました。

 

ついにドロシーは住んでいた場所へ帰れることになりますが、それは当初に期待していたような形ではありませんでした。最後のどんでん返しを見せる場面ですね。

 

And ever since that day__(その後__)

最後に物語を締めくくることにより、読者はその物語が何を伝えたかったのかが分かるようになります。

 

オズの魔法使いでは、ドロシーは自宅のベッドの上で目を覚まします。実際にはオズの国には行っていなかったということでした。

 

このことから、ドロシーを通じて作者から読者に対し、このような提言が行われます。

 

自分たちが望んでいることは往々にして自分たちの内面にすでにある

 

まとめ

この7つのステップだけで面白そうな話が創れるような気がしてきました。

 

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 こちらの記事内では少ししか触れられていなかった4番目のルールでしたが、こうして実際の話になぞらえて説明してもらえるとより分かりやすいですね。

 

物語を作る上でとても重要なこの7ステップをぜひ参考にして頂ければと思います。

 

それでは、また。