バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

悲しみを打ち上げる 先輩の引退とロケット花火戦争の夜


スポンサーリンク

f:id:bbb_network:20131102005748j:plain

 

 

中学校1年の夏、野球部の3年生の先輩が都大会で敗退し、引退となりました。

 

僕は1年からベンチ入りをしていたので、その帰り道にキャプテンから「まだまだ時間あると思ってるだろ? 3年間なんてあっという間だから」という言葉をかけられました。その時は実感が湧きませんでしたが、その先輩の言葉通り、僕もあっと言う間に引退の時が来てしまったような気がします。

 

とにかく憧れていた先輩だったので、引退してしまったことがとても寂しかったですね。これでお別れだと思っていたんですが、野球部には引退した日に行われる、伝統のイベントがありました。

 

それは、ロケット花火戦争です。今から考えると非常に危険なので、絶対に真似をしないで頂きたいと思います。アホな連中がいたんだなというくらいに読んで頂けると幸いです。

 

 

ロケット花火戦争とは

ロケット花火戦争とはその名の通り、ロケット花火を使って戦うイベントです。中学校からちょっと離れた場所にある公園型の野球場を使って行われました。ロケット花火というのはご存知の通り、花火自体がロケットのように飛んでいきます。

 

それを使ってどのように対決をするのかというと、火をつけてある程度まで導火線が短くなったものを相手陣地に向かって投げます。すると、先端部分の方が重いので自然と下を向く形になり、斜め下に向かって飛んでくるんですね。

 

野球部同士でロケット花火を遠投し合うので、非常にスリリングなものでした。今さらやりたいとは思いませんが、その時に面白かったエピソードは以下になります。

 

バックネットからの固定砲台と自転車戦車で炎上した先輩

バックネットが断然有利

ロケット花火戦争では陣地があり、バックネット側と外野側のチームに分かれました。僕は運悪く外野側になりましたが、バックネット側はかなり有利でしたね。

 

まずバックネット裏に身を隠せるということと、バックネットの下にロケット花火を置くことで固定砲台にできるということですね。本来は遠投をするので上空からの攻撃に構えていたんですが、水平攻撃も飛んでくるので、上と下に気を配らなければいけません。かなりの緊張感でした。

 

もう一度ロケット花火戦争をするなら、僕は泣いてでもバックネット側に付きたいですね。

 

自転車戦車を考案し、炎上した先輩

もう1つ印象に残っているエピソードは、自転車戦車を考案した先輩です。

 

ハンドルがフラットバーになっている、いわゆるシティサイクルが当時は流行っていたので、そのハンドルにロケット花火を装着し、自転車で走りながら水平攻撃を行うことが出来るという優れものでした。

 

先輩がその自転車に乗って登場した時、僕たちは恐怖しましたね。機動性と火力を兼ね備えたその存在に圧倒されました。ただ、非常に惜しかったのはバックネットの固定砲台のように安定性が無かったため、先輩がロケット花火をハンドルにしっかりと固定してしまったことです。

 

そのため、相手に向かって飛んでいくはずだったロケット花火はハンドルの上で火花を後方に飛ばし、先輩はそれをもろに受けて盛大に転びました。アイディアは秀逸だったんですが、非常に惜しかったと思います。

 

そして後片づけ

とくに勝敗も曖昧なまま、買ってきた花火を打ち終えた段階でロケット花火戦争は終了となりました。遠投をしたり、固定砲台で撃ってきたり、自転車戦車で怪我をしたりと色々とありましたが、最後にロケット花火を拾い集めたところで先輩たちとはお別れです。

 

僕たちの中学校は不良学生がキュウリをバトンにしてリレーを走るなど、近隣から比べると比較的穏やかな学校だったため、そういうイベントになったのかなと思いました。

 

僕は自分が引退をする時は都合が合わずに参戦出来なかったため、先輩を送りだすロケット花火戦争しか経験していません。なので、送りだされる側にはなってないんですね。

 

高校も部活をしていなかったので、先輩を見送るというのはそれが最後の経験となりました。当たり前に思っていたことが、実はその時にしか経験できなかったことだったということを、今になって実感しています。

 

今の日常も、後になって振りかえった時に今しか出来ないことだったと気付くのかなと思います。その時に後悔をしないように、日々を大切にしていきたいですね。

 

最後に、「ロケット花火戦争」で検索したら出てきた動画を紹介して終わります。

 


ロケット花火戦争 - YouTube

 

 

ここまで凄まじくはないですが、結構スリルがありました。

 

それでは、また。

 

追伸:大人になった今だから言えますが、危険ですし場所によっては近隣の迷惑になるので絶対に真似しないでください。