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バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

<謙遜と謙虚>その謙遜、本当に必要ですか? 言葉って難しいと思った話


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Humility

先日、お客様から急な問い合わせがありました。僕が窓口を担当している業務の中で、初めて話をするお客様です。僕の勤務先はお客様の会社の中に駐在しているので、協力会社とは名ばかりの便利屋さんに近い状況です。

 

そのため、お客様から横柄な態度をされることもあるのですが、その方はとても感じがよく、物腰柔らかい方でした。依頼された業務を終わらせ、終了報告をするために社内電話帳でその方を探しました。そこには顔写真や電話番号の他に、それぞれの価値観や趣味などを記載できるスペースがあったのですが、その方の価値観を読んだ時、ふっと思ったことがあります。

 

それは、「その謙遜、本当に必要ですか?」ということでした。

 

「大した能力も資質もない私が〜」

その方はとある部署のマネージャークラスの方でした。その方の価値観を一言で表すなら「周りの人に感謝を持ち続ける」ということです。僕も電話対応でそのことを感じていたので、実践していて本当に素晴らしい人だと尊敬しました。

 

しかし、その価値観の説明欄にこんな言葉が。

大した能力も資質もない私が、これまでの人生は大きな問題もなく、うまくやってこれました。

最初の部分に書いている「大した能力も資質もない私が〜」というところに、どうも違和感を覚えてしまったんですね。謙遜されていることとは思いますが、それを素直に受け止められない僕がいました。

 

マネージャーなのに能力も資質もないの?

「そんなわけないでしょう」という、なんとも言えない脱力感がありました。ここは意見が分かれるところだと思いますが、僕は根が卑屈なので「マネージャーさんで大した能力も資質もないなら、自分はどうなんだ。。。」と感じてしまったんですね。

 

他の人からしたら「大した能力も資質もない人がマネージャーになれるわけない」と反発するかもしれませんし、あるいは「昇進しても謙虚さを忘れずに素晴らしい」と思う人もいるかもしれません。ですが、僕はどうも腑に落ちない気がしました。

 

作品への評価を謙遜するアーティスト

ちょっと話が変わりますが、僕の友達には美術関係の人がいます。その友人と一緒に美大の学園祭なんかに行った時に思ったんですが、自分の作品を謙遜するアーティストっていっぱいいるんですよね。

 

「素晴らしい作品ですね」と伝えても、「いや、こんなのは全然ダメですよ」と返って来ることがありました。自分がいいなと思った作品は「全然ダメ」な作品なんだなと、ガッカリしますよね。

 

謙遜と謙虚は違う

謙虚な人はとても好印象なのに、なぜ今回の言葉に違和感を持ったのか。謙遜と謙虚の違いをあまり意識したことがなかったので、調べてみました。

 

謙遜とは?

へりくだること。控え目な態度をとること。

 

謙虚とは?

控え目で、つつましいこと。

 

「へりくだる」と「つつましい」が違うところでしょうか。それぞれをさらに調べていくとドツボにはまりそうなので、ここまでにしておきます。要するに僕が感じたのは、マネージャーが自分を卑下しているところなんですね。

 

日本人には謙遜が美徳

よくよく考えてみると、これは英語や海外の話でもよく出てくることだなと思いました。海外では褒められたことに対して、素直に「ありがとう!」という人が多いですよね。それに対し、日本では「自分なんて」と謙遜する人が多いです。

 

僕も会社などでTOEICの点数を話題に出されると「いやいや自分の英語力なんて。。。」と言ってしまいます。これに関しては英語学習者なら賛同してもらえるかと思いますが、TOEIC900点超えても英語を満足に話せないというのが現実なので、本気でそう答えているつもりです。

 

しかし、人によってはTOEIC高得点=英語ペラペラということを信じている場合もあるので、その人にとっては「謙遜してる」と受け取られても仕方ないなと思いました。

 

自分の持参したプレゼントに「つまらないもの」と言ったり、愚かなという字を使って「愚妻が」とか「愚息」がという言葉もあるので、日本では謙遜が美徳なんですよね。それでも時代は変わってきているので、過度な謙遜をせず、謙虚でいられたら十分なんじゃないかと思いました。

 

まとめ:謙遜じゃなく謙虚でいたい

謙遜という言葉は以前から使っていましたが「へりくだる」というところが自分の中でも新たな気づきになりました。なんでもかんでも「自分なんか」と言っていると、謙虚を通り越して不快感を周りに与えてしまうかもしれないですよね。

blog.bumblebee-network.com

先日、こちらの記事でネガティブな発言はあまりしないようにすると書きました。ネガティブな発言は他人だけでなく、自分自身にも影響を与えてしまいそうです。謙遜をせず、謙虚な言動を心がけていきたいなと思いました。

 

褒められたら素直に喜ぶ。プレゼントを自信持って渡す。そんなことも必要なのかもしれないですね。

 

それでは、また。