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バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

空気を読む日本人 正常性バイアスと多数派同調バイアスへの対策を持つべきだと思った話


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http://www.flickr.com/photos/22257962@N00/309794495

 

先日、別の事業所が繁忙期を迎え、人手が足りていないということで応援に行ってきました。普段は事務作業をしている僕にとって、応援作業というのはとても新鮮なものに映りました。

 

繁忙期で大変だというので、さぞ事業所内はピリピリとした空気が流れているんだろうと思っていたのですが、実際に行ってみるとそんなことはなく、忙しいという雰囲気が感じられませんでした。正確に言えばリーダーだけが焦っていて、他のメンバーは平常運転という感じですね。

 

そのことを先輩に伝えると、先輩は「それは正常性バイアスと同じかもしれないね」と話してくれました。

 

正常性バイアスとは

正常性バイアスというのは、普段と異なった異常事態が起きていても、それを正常の範囲内と思いこんで心の平穏を保とうとするバイアス(偏見や先入観の意味)だそうです。その先輩は山登りが趣味のため、登山者の間ではこの正常性バイアスは危険なものとして教えられていると話してくれました。

 

今回の事業所のメンバーに危機感がなく感じられたのが果たして正常性バイアスによるものだったのかは不明ですが、確かにこういういつもとはちょっと違っているという状況であっても、「自分は大丈夫だよね」という根拠のない自信が出てくる時はありますよね。

 

そう考えると、この正常性バイアスというのは心の平穏を保とうとする人間の防御機構なのかもしれませんが、いざという時にも危機感を持たず、逃げ遅れてしまいそうだなと思いました。

 

地震でも避難せず、パソコンを使っている人たち

正常性バイアスと聞いて、真っ先に思い返したのが地震の時です。先日に大きな地震があった時、僕は職場の最上階で同僚と作業をしていました。その時に大きな揺れが来たので、僕たちは自分たちの机にいませんでした。

 

すぐに警備室から緊急放送が流れ、僕は上司や先輩と合流するために下りたのですが、そこではみんな「地震大きかったね」と話しながら普通にパソコンを使っていました。この、地震が当たり前になっていてちょっとやそっとの地震では動じなくなっていることが、正常性バイアスなのかなと思います。

 

韓国人の友人が日本人の奥さんの実家に訪問した時、小さな地震でも悲鳴を上げながら家の外に飛び出したという話をしてくれたことがありましたが、本来は地震に対して身の安全を守るべきなんじゃないかと。

 

空気を読む多数派同調バイアス

この正常性バイアスに輪をかけて、僕たち日本人が気をつけなければいけないのが多数派同調バイアスですね。簡単に言うと、他人と同じ行動を取っていれば安全だろうという先入観です。

 

会社のオフィスにいると、大勢の人間が働いていますよね。そこで多少の地震があったとしても、周りで避難をしている人がいなければ、自分も避難しなくていいだろうというような考えになってしまうんだと思います。

高畑勲監督のトークショーに参加した時、高畑監督には日本人の本質は戦前から変わっていなく、空気を読むことが大事な国民だということを話していました。だからこそ、災害時にはこういったバイアスが強くかかってしまうのかもしれないですね。

 

自分で判断をし、行動できるようになる必要がある

今日はお昼頃、Twitterで箱根山の警戒レベルが3に上がったということを知りました。先輩と話をしていたのがちょうどお昼頃だったので、この正常性バイアスという言葉がとても印象に残りましたね。

 

日本は自然災害が多い国なので、いつ自分の身にこういった自然災害が降りかかってくるかわかりません。国民性として空気を読むことが大事なのは実感していますが、有事の際には自分で判断し、行動できるようになりたいと思いました。

 

仕事の話からかなり飛躍したような気もしますが、正常性バイアスと多数派同調バイアスということを忘れないようにします。

 

それでは、また。

photo by Dave Schumaker