バンブルビー通信

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ありふれた中から見出す価値 写真家 丸田祥三さんのトークショーに行って来た


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今朝は大雨が降っていましたが、午後からは晴れ間がのぞくいい天気になりました。

 

今日は秋葉原のワシントンホテルで開催された写真家の丸田祥三さん(@malta_shozo)さんのトークショーに行く予定だったので、雨が止んで本当に助かりましたね。丸田さんの撮影する被写体は鉄道、廃墟、少女ということで、トークは主に鉄道の話を中心に行われました。

 

今回は僕の知人が丸田さんの知り合いだということで参加させて頂いたんですが、僕は鉄道もあまり知らないし、カメラにも詳しくありません。トークの内容を理解出来るか心配だったんですが、始まってすぐに丸田さんの話に惹きこまれていました。

 

簡単ではありますが、印象に残っている内容をシェアしたいと思います。

 

10歳で学校をサボッて電車を撮影に行く

まず最初の話は、国鉄EF-13型電気機関車と新宿三井ビルの写真についてでした。

 

最初にスライドで映し出されたのは1974年に丸田さんが10歳の頃に撮影した写真で、EF-13の背景に新宿三井ビルが写っているというものでした。これは戦時中に設計され、戦後の復興を助けてきたEF-13と復興後の経済成長の象徴でもある新宿三井ビルが並んでいる写真を撮りたかったそうです。

 

その写真を撮るために学校をサボって撮影しに行ったことで先生に怒られた時、丸田さんは「今じゃなきゃ撮れない」と反論をしたということでした。10歳でそういったことを考え、先生にも反論するということで会場には笑いが起こりました。

 

後の話の中にも出てきますが、丸田さんが大事にしている価値観の一つとして「儚さ」があると思います。引退してから立派な姿で保存されている鉄道よりも、来年になったらもう見られないかもしれない、今しかないという儚さを大切にしているような気がしました。

 

カメラ教室をクビになる

もう1つ印象に残ったのが、新宿駅の中央線ホームから撮影された貨物列車の写真でした。

 

黄色がかったその写真は、戦後の黄砂が舞っていた雰囲気を出したいということで撮影された写真です。その写真の撮影の仕方として、カラーフィルムに黄色いフィルター(名前はわすれてしまいました)をかけることで色調を狂わすという手法で、当時としては禁じ手のようなものだったそうです。

 

そのことを当時通っていたカメラ教室の先生に伝えると、それは間違っているというように反対を受けたので、丸田さんが反論したところ、カメラ教室を退学させられたということでした。

 

上の世代からは写真とはこうあるべきという価値観がありましたが、それを壊して撮影されたのがその写真だったようですね。このどうしても自分が撮りたいものを撮るという姿勢にとても学ぶところが多くありました。

 

自分自身との違い

今日のトークショーに参加し、一番凄いと思ったのが自分の価値観をとても大事にしているというところでした。

 

僕は小学校時代から作文で市内や都内のコンクールに選ばれることが多くありましたが、それは自分が書きたいことを書くというよりは”こう書けば大人にウケる”という文章の書き方しかしてきませんでした。

 

なので、高校時代に毎日新聞主催の小論文コンクールで賞を貰った時も、やはり自分の書きたいことを書いているというよりは審査員はどんな文章を好むかということを考えて書いていたんですよね。

 

ブログを書いていく上で自分が書きたいと思うことを書く。日常でだれもがつまらないと思っている中から価値を見出す。そういうことを今後、このブログで出来るようになりたいと思いました。

 

丸田さんの写真ははてなダイアリー丸田祥三のrail songで見ることができますので、ぜひご覧になってみてください。

 

それでは、また。