バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

沼からの生還! 北斗の拳を読んでいたおかげで命拾いをした日


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みなさんは死にかけた経験というのはありますか?

 

先日、久しぶりに小学校時代の友人と話をしたんですが、それによって色々と忘れていた過去の記憶が戻ってきました。その中で一番面白かったのが、8歳くらいの時に死にかけたという記憶です。

 

今こうしてバンブルビー通信を書けていることからもお分かりの通り、死ななかったわけですが、僕の人生の中で最も死に近づいたのがその経験だったと思います。何が起きたのかというと、沼地に腰まではまってしまって身動きが取れなくなったというものです。

 

僕がその絶体絶命の状況から抜け出せたきっかけは「北斗の拳」に出てくる南斗水鳥拳の使い手であるレイの奥義”飛翔白麗”を模したことでした。

 

ウシガエルのオタマジャクシに魅せられて

始まりは些細なことです。

僕の学校の近くに多摩川の支流が流れていたのですが、そこでウシガエルのオタマジャクシを見つけました。すすきが生えた草むらの中を分け入っていくと水たまりがあり、巨大なオタマジャクシがうようよと泳いでいました。

僕がなぜその場所を見つけることができたのかというと、当時はボーイスカウトに所属していたので、河原遊びというのをしょっちゅうしていたんですね。その遊びの途中で、その水たまりを見つけました。

小学校で生き物係だった僕は教室で飼う生き物の世話だけではなく、新しく捕まえてくることも許可されていたので、早速友人にウシガエルのことを話し、捕まえにいくことになりました。近所で見つかるカエルといえばアマガエルがほとんどで、たまにトノサマガエルを見つけて驚くくらいだったので、ウシガエルのオタマジャクシというのは僕たちにとって幻に近い存在だったわけです。


放課後に僕と友人の3人で河原に行き、水たまりの場所へ急ぎました。時期はよく覚えていませんが、春先のまだ肌寒い時期だったと思います。お気に入りの紫色のジャンパーを着ていたんですが、後にこれが僕の命を救うことになります。

 

オタマジャクシを助けようとして沼に落ちる

到着した水たまりには予想通りに大きなオタマジャクシがウヨウヨしていました。僕たちは夢中ですくったので、すぐに持ってきた水槽が満杯になりました。

 

束の間の冒険といった感じで、ウシガエルのオタマジャクシという戦利品を手にした僕たちが帰ろうとした時、友人のKが「こんなに一杯持って帰っても仕方ないから」と言って、オタマジャクシを水たまりに投げ返しました。Kはもともと生き物係なのに生き物に興味がないタイプだったので、しかたないと思って見ていると、そのうちの1匹が水ではなく地面に落ちてしまいました。


地面の上でもがくオタマジャクシにいたたまれなくなった僕は、助けようと足を伸ばしたんですが、その瞬間、期待していた地面の感触がなく、吸い込まれるように腰まで沼にはまってしまいました。地面に見えていたのは、実は沼だったんですね。

脱出を試みましたが、もがくほどに沼の中にフィットしてしまい、足は全く動かせなくなりました。当時はなぜか泣きださず、何とかしてここから出なくてはと必死になっていましたね。子供でもあまりにピンチになると、逆に冷静になるのかもしれません。

 

南斗水鳥拳を思い出す

友人に足回りの泥を掘ってもらったり、自分でも一生懸命に抜け出そうとしましたが、すべて無駄に終わりました。時間にして1時間くらいだったと思いますが、その時は永遠とも思えるほどの長さに感じました。

 

その草むらは野犬が出たり、マムシが出ることで有名だったので、日が落ちてしまったら死ぬと思いました。辺りがどんどん薄暗くなって来た時、ことの発端であるKがひと言「ねえ、もう帰ろうよ」と言いました。


僕が沼に落ちているにも関わらず、さらっと言ってのけるその友人にはビックリしましたね。ここで死んだら白骨になるのかなと考えていると、ふと脳裏によぎったことがありました。

 

それは、北斗の拳に出てくる南斗水鳥拳のレイがユダと闘っている時、流砂に足を飲まれてしまったのですが、そこからレイは手を地面に付き、逆立ちをするように身体を流砂から抜き出したというシーンです。

僕は祖父の家にあった北斗の拳を小学校に上がった頃から読んでいたので、南斗水鳥拳奥義”飛翔白麗”でピンチを脱出するレイのことを急に思い出しました。そこで、僕は着ていた紫色のジャンパーを脱いで沼に落とし、そこに手をついて思いっきり足を引きぬこうとしてみました。

すると今まで抜けなかったのが不思議なくらい、簡単に右足を沼から抜くことができました。その右足をジャンパーの上に乗せ、左足も抜くことに成功。北斗の拳を読んでいたおかげで、日没前に僕は沼から脱出をすることができたというわけです。

 

漫画が子供の命を救った

その後沼地から脱出した僕は、そこからほど近い安産薬師というお寺の住職に保護され、家族に迎えに来てもらって事なきを得ました。その時に住職が出してくれたのがお茶ではなく、ココアだったのもいい思い出ですね。シャレたお寺です。

 

その後、ウシガエルのオタマジャクシがどうなったのかは覚えていません。友人のKも引っ越しをしてしまったので、沼に落ちて動けない僕を前にして「ねえ、もう帰ろうよ」とはどんな気持ちで言ったのかを確かめる術も無くなってしまいました。

 

それでも、北斗の拳によって沼地から8歳の子供が生還できたというのは紛れもない真実です。今度は忘れないように、ブログにしっかりと書きとめておきたいと思います。

 

それでは、また。