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バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

都立マラソン高校と直木賞作家の教え いい文章を書くためにはとにかく削ること


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みなさんは”いい文章”と聞いて、どんな文章を想像しますか?

 

僕が好きな文体は宮部みゆきの初期の作品のように、言葉は軽いのにしっかりとまとまっているというのが好きです。いつかそんな文章を書けるようになりたいと思っていますが、難しいですね。

 
僕は高校時代に運よく、直木賞作家から短いアドバイスをもらうことができました。いわく、いい文章というのは「削ること」から作られるということです。

 
最近ブログを書くようになったので、改めて紹介したいと思います。

 

きっかけは全国高校生創作コンテスト

アドバイスをしてくれた直木賞作家は、國學院大學で教鞭を取っていた海老沢泰久先生です。

 

2009年に残念ながら59歳という若さで亡くなられたということですが、僕が海老沢泰久先生からアドバイスをもらったきっかけというのは國學院大學が主催していた全国高校生創作コンテストで入賞をしたことでした。

 

賞をもらったのは短編小説の部で、原稿用紙10枚という短い作品です。もう10年くらい前のことであまり覚えていないんですが、金屏風の前で写真撮影をしたり、食事会をしたりととても楽しい一日でした。

 

その食事会で選考委員を務めていた海老沢先生から作品の品評を聞いた時、このように言われました。

 

文章が薄くなっている

「小説は文章が薄まってしまっているね。本当はもっと短い作品だったのを、後から付け足して書いたんじゃないかな?」

 

その瞬間、やっぱり小説家というのはそういうところまで分かってしまうんだなと素直に驚きましたね。というのも、僕がその時に書いた「都立マラソン高校」という話は、もともと友人とふざけて話していた妄想がネタになっていて、原稿用紙でいうと2枚半くらいの話だったからです。

 

もしも高校受験がマラソンだけという都立高校があったらどんな感じになるだろうかというところから始まり、成績が悪い男子がマラソン高校というウソの情報を信じて夏休み中マラソンを頑張るという話になりました。

 

そこに登場人物を増やし、話が通るように設定を加えて10枚という長さで書きましたが、その結果として文章が薄まってしまっているということでした。その時にいい文章の書き方のアドバイスを頂いたわけです。

 

それは、文章は削って書けということでした。

 

文章を削るとは

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その当時に受けた説明は、写真を例えに使っていました。この画像は僕のブログのファビコンであり、イメージ画像です。

 

もともとは横幅で100ちょっとしかない画像を無理やり500に拡大してみました。画像がぼやけてしまって、劣化しているのが分かります。

 

文章も同じように、少なかった文章に後から付け足して行くと、このようにぼやけてしまって薄まってしまうということです。なので、文章を書く時はまず多めに書き、そこから削っていくことが重要だと海老沢泰久先生は話していました。

 

海老沢泰久先生の文体は「西欧風の機能的で乾いた文体」と評されていたようなので、そういった無駄を省いた文章の書き方からそう思われていたのかもしれません。

 

そのアドバイスを受けた僕ですが、このように大分無駄な文章を書いてしまっています。ブログを書き続けることで、文章力が向上すればと切実に願っています。

 

海老沢泰久先生の最後の言葉は「もっと書いておけばよかった」だったということです。僕も書くことが好きなので、これからもブログを書き続けて行きたいと思います。

 

それでは、また。