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バンブルビー通信

独学で英語を習得した勉強法を書いています ときどきドイツ語

逆境って大事 チート転生モノを読んでも面白いと思えなかった理由


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http://www.flickr.com/photos/47965920@N00/2412907219

 

以前に友人から教えてもらった「アゲイン‼︎」という漫画について色々と調べていました。ざっとしたあらすじとしては、以下のようになります。

3年間の高校生活を自堕落に生きてきた主人公、今村金一郎は卒業式の日に階段から転がり落ちてしまい3年前の入学式の日にタイムスリップしてしまう。そこで待っていたのはかつて同じ様に自分に声を掛けてきた女子の応援団長、宇佐美であった。2回目の高校生活の始まりであった。

アゲイン!! コミック 全12巻完結セット (KCデラックス)

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この漫画の話から、自分たちがもう一度高校生活をやり直すとしたらどうなるんだろうかということで盛り上がりました。この会話を終えてから、自分の中で「人生をやり直すとしたら」ということがブームになっています。

 

その結果、タイムリープに関するネット上の記事を探していたところ、ワンピースの二次創作小説を発見しました。チート的な能力を持ってワンピースの世界に転生するという設定ですが、どれを読んでも面白いと思えなかったんですよね。

 

それは作者の腕がどうこうという話ではなく、おそらくチート設定というのは順風満帆に行きすぎなんじゃないかと思いました。

 

転生モノとは?

ふだんは二次創作小説の類はまったく読んでいなかったのですが、ちょうどワンピースが好きだということと、人生をやり直すとしたらということがブームだったので、転生モノの小説をいくつか読んでみました。

 

共通していたのは以下のものです。

  1. 主人公の想定外の死
  2. 予想外だったので、別の世界に転生させる
  3. チート能力を与える

というように、まさに都合のいい世界観で進んでいきます。このチート能力(ズルいくらい強い能力)があるせいで、どうも面白みにかけるような感じがしました。

 

話の展開に緊迫感がない

少年漫画には、やはり主人公が勝てるかどうかわからないような強敵が出てきます。ところが、こういったチート転生モノだと、いきなり主人公がその世界に敵がいないんじゃないかというくらいの強さを持っていることが多いです。

 

そのため、話の展開で主人公がピンチになることがなく、簡単に敵を倒してしまいます。さらに六式や覇気といった、物語が進んでからではないと出てこないような設定を少年の頃のルフィに教えていたりと、まさにチートだらけでした。

 

逆境を無くすように話が進んで行く

また共通していたのが、ワンピース序盤で盛り上がったナミとアーロンの因縁を最初からなかったことにするという展開です。麦わら海賊団の航海士であるナミの育ての親であるベルメールという女性が、アーロンという魚人に殺されてしまうという過去があるのですが、チート転生モノではそのアーロン一味がベルメールを殺す前に倒してしまうという展開が多くありました。

 

確かに気分のいい話ではなかったのですが、そういう過去を持っていると知った後だからこそ、ナミがルフィたちの仲間になるシーンが感動的になったんだと思います。それなのに、そういった逆境を無くしてすべて予定調和の中で話が進んで行くと、あまり面白いとは思えませんでした。

 

人生にも逆境があるから面白くなるのかもしれない

「人生をやり直すとしたら」なんて話で盛り上がるくらいなので、きっと誰にもやり直したい過去があると思います。今の記憶を残したまま過去に戻れたらどんなにいいだろうかと考えたりもしましたが、そういう逆境と呼べるような過去があったからこそ、今の自分があるんだなと改めて感じました。

 

何も逆境に遭ったことがない人は面白みがないと誰かがテレビで言っていたような気がしますが、確かにそうかもしれないと思うようになりました。過去は変えられないけど、未来は変えられるとも言います。

 

人生をやり直すとしたらと感慨にふけるより、今の自分ができることを精一杯やっていきたいですね。

 

それでは、また。

photo by skipgo shannon